『こちらのお財布は、どちらで購入された物なんですか?』と、
その女性店員は私に尋ね、不思議そうな顔で私の財布を、
覗き込むように見ている。
僕は真顔のまま、遠くを見つめて聞いていた。
札幌にも秋の気配が強まる10月の穏やかな日。
僕はルイ・ヴィトン 丸井今井札幌店にいた。
自身の財布の中のファスナーが噛んでしまい、
無理に力を入れたら、布の部分が少し破れたのだ。
開閉するに支障が出たのでリペア(修理)を依頼に来たのだった。
女性店員の『購入場所の質問』に僕は、
『さあ?よく憶えてないなぁ』と静かに答えた。
これは、もちろん『嘘』である!
はっきりと憶えている!むしろこのような『高価な財布』を購入して、
買った場所がわからないことはないだろう!?
財布を多く所有する『人』はどこで購入したか、
わからないこともあるだろうか?
少なくとも、僕はそのような事は無い!
学生時代は、雑誌の付録のナイロンの財布でも喜んで使っていた。
レジ前で会計するときに『ベリベリ』ってマジックテープの音がするような、
安っぽいものだった。
今から考えると『黒歴史』なのかもなぁ。
だが、社会人になると、『財布』は『人』に『見られる』ものだと、
わかり始め、少しは『良い物』を持つようになった。
今回のリペア(修理)依頼品は、
自店舗での購入履歴が無いので、どこで購入したのか?気になり、
何処のお店で購入したか?気になったのだろうが、
僕には『違う意味』に聞こえていたのだ。
実は前にこのブログで記事にもしているのだが、
この財布は『メルカリ』で購入した『中古品』である!
自身としては『本物』だと思い購入している。
メルカリでの『取引件数』も多いので、
『本物』と『偽物』を見分ける感覚は『持っている』と
自身は思っている(笑)いや!ほんとに
でも!この『財布』が本物かどうか?確かめる術がなかった。
だが、今回の『リペア(修理)』で判明する!
なぜなら、『ルイ・ヴィトン』は偽物の『リペア(修理)』は、
引き受けないからだ。『規格』が合わないとかの表現で、
やんわり『断る』らしい。
この事を僕は知っているので、『購入先』の質問が
『偽物』を『何処でつかまされた!?』に聞こえたのである。
僕は『蛇に睨まれたカエル』のようにジトッと汗が出てきた。
『リペア(修理)』の『財布』の『素材』も『蛇(パイソン)』なのが、
笑い話のようだが、ほんとにそんな気分だった。
しばらくして、
女性店員がバックヤードに『財布』を持ってさがっていった。
僕はその後ろ姿を見ながら、少しの緊張のようなものを感じていた。
『ドキドキしていた』
しばらくして、バックヤードから、女性店員が戻ってきた。
『お客様、この財布って。。』
僕は『うっ』ってなった
ほんの一瞬のだっただろう。。
だが、女性店員は続けてこう言った。
『先輩の店員に聞いたら、大変珍しいお財布で、』
『札幌店での取り扱いは無かっただろう』って言われました〜!
僕は少し『ホッとした』
本物と信じていても、正規店で購入していないので、
確証は持てないのが『本心』だ。
続けて『女性店員』は丁寧に説明を続けてくれた。
- 修理を担当する『クラフトマン』がいる工房に財布を送る事
- 修理の見積もりには2週間程度かかる事
- 見積もり金額が分かり次第に電話で連絡してくれる事
- 今までの経験では2万円前後の修理代金が多い事
- 修理金額を聞いて、修理をするか、もしくはしないか?を決めて良い事
- 仮に、修理しない場合は料金は無料(見積もり代金や郵送料は不要!良心的ね!)
- 修理には概ね2ヶ月間を要する事
以上が説明を受けた内容だった。
そして、修理製品お見積書なる書類をくれた、これは商品の預かり証も兼ねている
『ルイ・ヴィトン』は控えもカッコいい!
最後に『女性店員』に聞いてみました!
『クラフトマンの方』なら、本物と偽物の区別はつくのですか?と。。
女性店員は『もちろん』『解りますよ!』と想定した
『当然の答え』をしてくれた。
そして、僕は帰宅した。
僕には『予備の財布』が無いので困った。
修理が出来上がるまでの2ヶ月間をしのげれば良いので、
『安い財布』でOKだし、う〜む。。
良し!『Amazon』で買おう!と決めた。
何しろ、『Amazon』は商品の種類と『到着』が早いので好きだ!
何種かをみて、決めた!
ZILLMAN(ジルマン)長財布 牛革 YKK製 ラウンドファスナー (1.ブラック)
え!2,500円しないで購入できるんだ!?安い〜と思って購入しました、
意外にも商品はしっかりしていて、箱に入って二日で『到着』しました!
いや!普段の使用なら、『十分』でしょう!
もう、これで良いのでは?とすら思いました(笑)
いえ、『200倍の法則』があるので、
『ルイ・ヴィトン』の『パイソン』を使いますが(笑)
でも、安くて、なかなか良いな。『中高生の男子』なら、
これで十分じゃ無いかな?と思いました。
まぁ、冷静に考えて『40代の中間管理職』の持つ財布としては、
『安く見られるから』やはり、『予備』使いでしょうね。
普段使いに問題なく2週間が経過した。
そして、ある日。
ルイヴィトンの『女性店員』が『電話』をくれた。
-
修理代金は21,000円プラス税金(注、22,680円。汗。。)
-
修理期間は2ヶ月を見て欲しい。
この時点で『僕の財布』が『本物』であることが『確定』した!
先にも述べたが、
『ルイ・ヴィトン』が『偽物』『コピー品』を『リペア(修理)』する事はない!
良かった〜!と思う反面、
『22,680円かよ〜!高いな〜!痛い!』とも思うが、
仕方ない。。
『お願いします』と電話で『女性店員』に告げた。
季節は過ぎ、もう冬なのだが、なぜか雪がない12月中旬。
『修理完了』の電話が入った。
それから数日して受け取りに行った。
画像では解りづらいかもだが、ファスナーを交換してくれて、キレイに直っている。
財布の袋もつけてくれた!『感謝』。
『ルイ・ヴィトン』は『アフターサービス』も優れている。
最初に対応してくれた『女性店員』が不在のため、
『替わりの男性店員』が対応してくれたのだが、大変親切に対応してくれた。
お勧めがあると、『クロコダイル』の『財布』を見せてくれた。
なかなか『札幌店』でも『取り扱い』が無い『貴重な商品』だそうだ。
商品金額は『68万円!!!プラス税金!!』
『買えるか〜!!(笑)』
だが、『良い品』を見せてもらった。
上には上があるものだ!
次の『目標』として心に留めておこう!
『ルイ・ヴィトンの方々』お世話になりました。
まとめ
- ルイ・ヴィトンに『リペア(修理)』に出すと『本物』か『偽物』かわかる
- ルイ・ヴィトンのリペアサービスは丁寧で優れたサービスだ。安心して購入できる
- 自分を高めるために『良い財布』は必要だ!
- 『更なる高み』を目指して、いつかは『クロコダイル』を購入するぞ!(半信半疑・笑)
- シロクマさんありがと!本物だったよ!(関連記事:参照のこと)