映画『遊星からの物体X』のネタバレ(考察)と感想




こんにちは、なおちぷです。

映画『遊星からの物体X』を観たので感想と考察を書きます。

いまいち知名度が低いようですが、優れた『SFホラー作品』なんですよ。

あらすじ

約10万年前、宇宙から飛来した円盤が地球に引き寄せられ、大気圏で炎に包まれながら南極へと落下した。

1982年、冬の南極大陸ノルウェー観測隊のヘリが、雪原を駆ける1匹のを追って、全12名の隊員がいるアメリカ観測隊第4基地へ現れた。手榴弾を使い執拗に犬を狙うが失敗し、手違いからヘリは爆発。一人生き残ったノルウェー隊員は基地内へ逃げた犬を追って銃撃を続け、基地の隊員を負傷させてまで必死になって殺そうとするが、隊長のギャリーにより射殺される。

ノルウェー隊に一体何があったのか、真相を究明すべく、観測基地へ向かったヘリ操縦士のマクレディらが見つけたものは、焼け落ちた建物、自らの喉を切り裂いた隊員の死体、何かを取り出したと思しき氷塊、そして異様に変形し固まったおぞましい焼死体だった。一行は調査のため、残されていた記録フィルムと焼死体を持ち帰る。

生き延びた犬は基地内を徘徊していたため、夜になると犬小屋に入れられた。その途端犬は変形し、グロテスクな姿の「物体(The Thing)」となり、他の犬たちを襲い始めたが、鳴き声を聞いて駆けつけたマクレディらにより火炎放射器で焼かれ撃退される。

ノルウェー隊の記録フィルムに映し出されたのは、雪原の巨大なクレーターと、約10万年前のものと推測される氷の層にある巨大な構造物を調査している場面だった。やがて持ち帰った焼死体が動きだし、蘇った「物体」が隊員の一人を襲ってその姿に成り代わった。結局その「物体」は、隊員たちの手で他の「物体」の死骸と共に外で焼却処分された。

調査の結果、「物体」は取り込んだ生物に同化・擬態して更に増殖することが可能で、コンピュータの試算により、もし人類の文明社会にそれが辿り着くと、およそ2万7000時間で全人類が同化されることが判明する。それを知った主任生物学者のブレアが誰も基地の外へ出られないようにするため無線機やヘリ等を破壊してしまい、基地は完全に孤立する。その環境で隊員たちは誰が「物体」に同化されているか判断出来なくなり、疑心暗鬼に陥る。そして知らぬ間に同化されていく隊員たち。このままでは皆が「物体」と化し、人類の文明社会へと出てしまう。果たして隊員たちの、そして人類の運命は。

ウィキペディアーより引用

キャスト・制作スタッフ

遊星からの物体X
The Thing
Logo "The Thing".jpg
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ビル・ランカスター
原作 ジョン・W・キャンベル
影が行く
製作 デイヴィッド・フォスター
ローレンス・ターマン
スチュアート・コーエン
製作総指揮 ウィルバー・スターク
出演者 カート・ラッセル
A・ウィルフォード・ブリムリー
ドナルド・モファット
キース・デイヴィッド
音楽 エンニオ・モリコーネ
撮影 ディーン・カンディ
編集 トッド・ラムジー
製作会社 デヴィッド・フォスター・プロダクションズ
ターマン=フォスター・カンパニー
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニヴァーサル映画
日本の旗 CIC
公開 アメリカ合衆国の旗 1982年6月25日
日本の旗 1982年11月13日
上映時間 109分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $15,000,000
興行収入 $19,600,000 アメリカ合衆国の旗

 

考察と感想

この映画作成の頃は『エイリアン』がヒットし、本作のシナリオにも『GOサイン』が出たようだ。

設定も『南極』と閉鎖された空間で『エイリアン』との戦いになることや、

登場人物も一定の重火器などの武器を持つなど共有点も多い。

 

この映画は、冒頭で宇宙が地球に墜落(不時着)するシーンがあるので、

地球外生命体が物語の中心になることは容易に想像できる。

次のシーンで『アメリカ観測基地』までノルウエーの観測隊員がヘリの乗り『犬』を攻撃しながら追尾してる。

たかが、犬1匹を『ライフルで狙撃』し『手榴弾』で殺そうとしている。

感情的になっているノルウエー観測隊員はライフルの誤射により、

アメリカの観測隊員を巻き添えにして『怪我』をさせてしまう。何かを話しているが『言葉』が通じずに

アメリカ観測隊長の『ギャリー』に射殺されてしまう。

 

ここが一つの分岐点だったかも知れない。

『銃撃している』ノルウエー観測隊員を殺さずに『確保』できれば『情報』を多く得られたかも?だが、射殺してしまったので、情報を得ることが『困難』になった。後に、ノルウエー観測基地に赴くが、戦闘の形跡や変わり果てた遺体、断片的な資料、映像が残るのみで『推測』でしか判断することができない。

 

この『生物』は高い知能を持つ

アメリカ観測基地に逃げて来た時の姿は『ハスキー犬』で可愛らしい。

この犬を『銃撃』しているノルウエー観測隊員は『精神異常』と側から見て思われても仕方がない状況だ。

この姿を『選んで』逃げてきた事を考えると『高い知能』を持つと考えられる。

仮に『馬』を診て知っていたら、馬に変化していただろう。その方が移動が早くできるからね。

『犬』の姿でアメリカ観測基地に受け入れらて、基地内を動き回り偵察し『次』は人間に擬態する

をするんだけど、擬態が終わると、もう見分けがつかないのが『凄い能力』だと思う。

また、『言語』や『物事』を判断する能力も高い。

この『生物』の完璧な擬態能力が『疑心暗鬼』にさせる

この『生物』の擬態能力が完璧なために、誰が『生物』に乗っ取られているか?

『疑心暗鬼』になるのだが、その設定が良い。南極観測基地の限られた空間、

外は厳寒で数時間も外にいれば凍死してしまう状況で、お互いを信用できない状況になる。

困難な状況こそ信頼関係が必要となるのに『仲間』が信用できない状況で、

自身の『命』(存在)が危うくなるのだから、精神状態が極限だろう。

この設定こそ、『本作』の『面白さ』なのだ。

ホラー映画でありながら、『犯人』を探す『推理』要素もあるのだ、

観客も『あ、そういえばコイツ途中で居なくなったな』とは『なんか無口だな』とかを、

考えながら見るのは『面白い』。

その『謎』を解く『方法』を気づくのも良いね!犯人探しw

犯人『生物』探しの血液テスト

主人公のマクレディが思いついた『テスト』は良いね!

『生物』はたの生物に取り付くには『わずかな体液』があれば良いらしく、

取り付いた人間の『血液』には『防衛本能』があるらしく、

隊員の一人ずつから『血液』を取得し、熱した針金でシャーレをこすると変化が見られる。

ナイフで指を切り、『血液』を取得するシーンは痛そう。

火炎放射器を抱えながら、一人一人『確認』していく!

何人か確認するが『変化』がないために、『血液テスト』の有効性に疑いがで始めたその時、

『ギュワー』って声を出してシャーレから飛び出した!

みるみる変形(変身)する隊員の一人!

撃退するするために持っていた『火炎放射器』が放射されないで、

『モタモタ』するシーンは観ているだけで『イライラ』するw

でも良いシーンだ

この作品の前日譚の作品がある

『遊星からの物体Xファーストコンタクト』がこの作品の前日譚なので、ぜひもなくては!

ノルウェー観測基地で何があったのか?『犬』をヘリで追尾する前のストーリー。

ABOUTこの記事をかいた人

札幌在住。映画とマラソンと美味しい物や良い感じのお店が大好き!スタバ出現率高し!後悔しない生き方を模索の日々。。