映画『オーヴァーロード』の感想と考察。




こんにちは、なおちぷです。

映画『オーヴァーロード』を見てきたので感想と考察を書いてみます。

本作は戦争中の設定で戦闘シーンも多く『R15』の指定を受けています。

製作がJ.J.  エイブラムスに惹かれて観に行ったのですが、やはり凄い!

僕的に十分に満足はできましたが、どのあたりがそう感じたのか?を書いていきます。

あらすじ

1944年6月、ヨーロッパを圧政するドイツを駆逐するため、連合国遠征軍によるノルマンディー上陸作戦が開始された直後、第101空挺師団は、ある重要な密命を帯びていた。

彼らの任務はドイツ占領下のフランス・シエルブランという村に降り、連合軍の通信を妨害している教会の電波塔を破壊することにあったのだ。

だが戦闘機は敵兵からの激しい攻撃をくらい、兵士たちは敵の領土へと散り散りに落下していった。
地上に降り立った師団のひとり、エド・ボイス二等兵(ジョヴァン・アデポ)と、作戦の指揮をとるフォード伍長(ワイアット・ラッセル)たちは森でクロエ(マティルド・オリヴィエ)という名の女性と遭遇する。

彼女は、ナチスの科学者が“研究”と称し、村の住民たちを教会に送り込んでいるのだ、と言う。
タイムリミットまで、残された時間はわずかしかない。

教会の内側から塔を破壊するため、ナチスの目をそらし、フォードとボイス、そしてクロエは基地へと進入する。しかし、そこで彼らの前に立ちはだかったのは、今まで見たこともない敵だった。

作品解説(途中までネタバレあり)

地獄絵図の空挺シーン

映画当初から空挺シーンからスタートする!

ドイツ占領下のフランスの小さな村にある教会の電波塔を破壊するために空から降下し上陸するのだが、激しい迎撃にあい周りの飛行艇が墜落する地獄のような光景、緊迫が限界まで達するような状況の描写はまさに『戦争映画』だ!

完全にナチスのクリーチャーB級作品と決めつけていたのだが、嬉しい誤算だった….

資金力があるスタジオが作る映画とはこんなにも『臨場感』のあるシーンが撮れるのか?素晴らしい、『地獄の黙示録』や『フルメタルジャケット』、『プラトーン』などの多くの戦争映画があるが『空挺』のシーンだけ言えば緊張感や臨場感は優っていると感じた。

上官である軍曹が部下たちを鼓舞するがそれも『戦争映画』っぽくていい。

次々と迎撃されて墜落していく仲間の飛行艇を見ながら絶望感が溢れる艇内の兵士たち、

いよいろ自機も攻撃を受け墜落寸前にパラシュートで降下する数名の兵士だったが、

さて?何人生き残れるのか?パラシュート着地し数名と合流するも、

上官が敵に見つかり銃殺され、残された数名で任務(教会上の電波塔の破壊)をすることに

合流できた兵士は4名・・・・(米軍二等兵・ボイス)、(寄せ集めの部隊の指揮を執る伍長・フォード)

 

探索の途中で教会のある村から逃走していた『娘』を発見し確保する。

その『娘』の案内で村を目指すことにしたのだった。

 

異様な『村』の雰囲気

その村の娘の名前は『クロエ』と言う。

自身の危険を顧みず村まで案内してくれて自宅にかくまってくれた。現在、村を実効支配している『ドイツ軍』に不満を持っているからだろう。自宅には『病気』の母親とクロエの『弟』がいて3人暮らしのようだ。

ドイツ軍は村人を教会に連れていき『何か』をしているようだが、村人で帰ってきた者は『クロエ』の母親だけのようだ。

だが、『クロエ』の母親は部屋に閉じこもり『うめき声』をあげており、姿を見せることはない。そして『クロエ』の若い肉体を狙い、ドイツ軍の将校が度々クロエの元を訪れるのだ・・・

村人はドイツ軍に実効支配され、恐怖のために盲従しているのだ。

クロエはそのような状況を変えるべく、危険を顧みず『ボイス二等兵』や『フォード伍長』らのアメリカ兵を自宅に匿ったのだ・・・・

一体?教会では何が行われているのだろう?

あとは本編を観てね!

作品の考察

奇妙な化学実験って言ったら『ドイツ軍』が定番なのね?

本作でも人体実験が教会で行われているのだが、

敵役は『ドイツ軍』で科学者は白衣を着て丸メガネをかけている設定なのだ。

殆どのハイウッド映画で化学実験を行う『敵』はドイツなのだ・・第2次世界大戦中でも『人体実験』をしていたようだし、そのイメージからくるのだろうが、まぁ定番なわけですよ。でも本作でも研究施設のある教会の地下は薄暗くて薄汚れた環境で『良い!』

それが未知の『何か』を生み出すには最適の環境に思える。何かの液体に包まれる『何か』は気持ち悪さを倍増させてくれてテンションが上がる。

『フォード伍長』を演じたワイアット・ラッセルにグッとくる!

 

『フォード伍長』を演じたワイアット・ラッセルが本作で凄く良いんです!最初は誰かに似てるな?と思い観ていて鑑賞後に調べたらカートラッセルの息子だったんだ〜!?って驚きました。

決して親の七光りではなくて演技も雰囲気も良く今後を期待できる俳優だと思いました。

本作の薄暗くて気持ちの悪い何か?がある設定から『遊星からの物体X』に似ていると想い鑑賞していましたが、そういえばお父さんが出ていましたし・・それも意識したキャスティングなのかな?でもそれは当たりでしたね

 

映画『遊星からの物体X』のネタバレ(考察)と感想

2019年3月27日

 

困難をチームワークで達成する快感

飛行艇から降下し数名のアメリカ兵はなんとか不時着するが、

指揮官の軍曹が『ドイツ軍』に見つかり銃殺されてしまう!その事で残されたメンバーの中で一番の上官である『フォード伍長』が指揮命令権を持つのだが、『ボイス二等兵』をはじめとしてメンバーが服従する感じではなく『意見』を自由に言っている。

これは軍隊としてはどうなんだろう?と思うが、それが本作の良いところでもある。

『ボイス二等兵』は観客である私たちと近い感覚ももち、こちらが感情移入しやすい、任務より仲間の人命を大切にする等身大の主人公だ。

任務に向けて『協力』し『チーム』ができていく過程を見るのは観ていて心地良い。

紅一点の『クロエ』がかっこいい!

村を探す『ボイス二等兵』や『フォード伍長』らのアメリカ兵に最初は無理やり協力させられ、反発していたがドイツ軍に抑圧される環境を変えるために協力し『チーム』として活動するようになる『クロエ』がかっこいい!

この演じている女優さんは新人もようで初見だが、男性ばかりの出演者の中で『清涼感』が出るような気がした。上品なk感じはするが活動的で、何より痺れたのが・・・・『火炎放射器』を『女性』ながら『放射』した時だ!

これは『最高』に良いね!エイリアンの『リプリー』くらいに凄いね!

まとめ

  • B級映画と思いきや、全てのエンタメ要素が詰まった優秀な作品
  • CG多用のハリウッドにあって特殊メイクによる撮影方法が古くのホラーを思い出させてくれる!良い!
  • 観終わると『爽快感』があるから不思議だ!
  • なぜか?このチームの続編が見てみたいと思えるくらいにはまった!
  • でも、デートには向かない映画だと思うから注意ね!デートなら『恋愛映画』観なさい(笑)

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札幌在住。映画とマラソンと美味しい物や良い感じのお店が大好き!スタバ出現率高し!後悔しない生き方を模索の日々。。