映画『貞子』の感想と考察




こんにちは、なおちぷです。

映画『貞子』を劇場で観てきたので感想と考察を書いて観たいと思います。

若い時に観た『リング』が1998年に公開って考えると20年以上前から続くシリーズって事ですよね!これは凄い!ジャパニーズホラーの金字塔だと思います!

今回の『貞子』はどんな感じなのかな?怖いと良いなぁ(笑)と思いながら、劇場に足を運びました・・・・そして・・・・・・・・・・・

 

あらすじ

心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。

やがてその少女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江(ともさかりえ)が
人知れず生み育てていた子供であることが判明。

少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始めるー。

一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介(塚本高史)の薦めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)はアクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。

茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて……。

感想と考察

観終わって思うことは『貞子』って変わってしまったなぁ・・・って事ですね・・・

『リング』の貞子は『怨念』みたいなものがあって、呪いのビデオを観た人を『七日後』に呪い殺していました・・しかし本作は『七日間』のルールは無くなり『貞子』のキャラだけで成り立つような映画になっています。

困った時の『貞子頼み』みたいな印象です!冒頭でも書きましたが20年間も現役のキャラクターですから、それは凄い事ですよ!ビデオテープ全盛の時代からYoutubeの現代まで媒体を変えて登場するんだから多少の無理はあるのでしょうが・・・・・どうして?その人を呪い殺すのか?わからない無差別な感じがするのです・・・・・・

『貞子』のキャラで映画を今後も撮るには『ビデオテープ』では難しく、Youtubeなどの動画媒体でないと無理なんでしょうけど、一定の理念を持って制作してほしいと願います・・・・・・

僕も『貞子』は好きですから(笑)今後も観たいと思っています!

(さてここから一部ネタバレします・・・・・観たくない人は離脱してね!

生きている人間の方が怖い・・本作に登場する3人の怖い人たち・・

『貞子』より怖いと感じる3人の人が『本作品』にいると思ったので書いてみます・・・・

それは貴方の側にもいるかもしれないですよ・・・・・・・・

『ともさかりえ』が演じる『祖父江初子』

幼い少女がマンションの一室のクローゼットの中に『南京錠』をかけられた状態で閉じ込められている・・・・クローゼットの中には壁一面にお札のようなものが貼られ、多くの人形に囲まれて薄暗く狭い空間だ・・・・たまに『母親』である『祖父江初子(ともさかりえ)』が帰宅し食べ物を与えてるらしいのだが・・・・・・

マンションの入り口ドアのは様々な『落書き』がされており、近隣住民から『嫌がらせ』などをされている様子だ。

そのマンションに『祖父江初子(ともさかりえ)』が帰宅し、『名もなき少女』に話しかける・・

『お前は貞子の生まれ変わりだ・・・・』そう言って、部屋にガソリンのようなものを撒き始めて、火を付けた・・

『こうするしかないの・・・』

火は燃え広がるのだが、『名もなき少女』た助かり『祖父江初子(ともさかりえ)』は焼死する・・

これって『幼児虐待』だよなぁ・・と思って見ていました・・・多くの『幼児虐待』をのニュースをみます・・

実は『幼児虐待』をする親は『自分自身』も虐待を受けていたケースが多いそうだ・・・・

その『負の連鎖』が新たな『虐待』と『悲劇』を生むのである。

演じた『ともさかりえ』は美しさに中に『狂気』を秘めた演技ができる女優だ、本作の冒頭でその魅力を発揮していた。

 

心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)に執着する患者(佐藤仁美)

精神疾患を持つ『倉橋雅美』はご存知の方もいるかもだが、『リング』と『リング2』にも登場し、『貞子』と関わりの深い人物だ。一連の作品との関連を持たせる人物なのだ・・

『倉橋雅美』は精神疾患にある『患者役』で状態が良くなりつつあるようだ・・・・心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)を執拗に食事に誘っている・・同僚カウンセラーの藤井に『距離感』が大切だと忠告を受けるが、倉橋雅美への対応を苦慮しているようだ・・・・誘いの返事を返さないようにしておこう・・・

心理カウンセラーの茉優の診療室に、いつも新しい『花』が置かれているが・・・・一体誰が?誰も知らないと言う。

そして茉優が見てしまう!『倉橋雅美』が『鍵』を開けて『診療室』に入っていこうとする姿を・・・手には『花』を持っている・・そう、『倉橋雅美』が『花』を新しくしていたのだ『鍵』を入手してまで・・・・・・

その様子を見て『声』をかけた茉優に最初が穏やかに『対応』していた『倉橋雅美』だったが、徐々に感情が高ぶり手には(花ばさみ)を持った状態で『激昂』していく・・その様子が『怖い』・・このシーンが『本作』で一番怖いシーンだと僕は思う!いや、誰もが思うはずだ。それぐらい怖い。

現実の『日常』でも異性や同性を問わずに『執着』してくる人はいる、時に『ストーカー』や『事件』になることが多くあるのだ・・

動画再生数欲しさに『踏み込んでしまう』クリエイター

主人公の心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)の弟、秋川和真は動画の再生回数欲しさに、火災で焼失した『祖父江初子』のマンションの部屋に踏み込んでしまう!そこで『貞子』の呪いを受けるわけだが、その前にこれは『違法』だろうぅぅ・・・現実に最近でもYouTuberの行き過ぎた行為が『犯罪』や『事件』に発展することが多くある。登場人物に動画クリエイターが登場するのは時代の流れだが、自分の利益を追求するあまり『ボーダー』を超えてしまうのは『人の性(さが)』なのかもしれない!

まとめ

  • 映画『貞子』は今まで見てきたファンなら観てもいいかな?って感じ・・
  • 池田エライザは魅力的で目の保養になる事はある。
  • 貞子の洞窟にいるイタコ風のおばあさんのセリフが棒読みなのに驚く!
  • 動画クリエイターになりたい小学生の夢を砕く低レベルの『スーパー和真』に凍りつく・・
  • 『佐藤仁美』の演技は良い!『倉橋雅美』を絡めたのは正解だと思う・・・・・・・
  • 『山村貞子』を活かす設定で『続編』を望みたい。
  • 個人的には『貞子VS伽倻子』の方が面白いと感じた『化け物には化け物をぶつけるんだよ・・・』

映画『貞子VS伽倻子』の感想と考察

2019年4月18日

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ABOUTこの記事をかいた人

札幌在住。映画とマラソンと美味しい物や良い感じのお店が大好き!スタバ出現率高し!後悔しない生き方を模索の日々。。