映画『キックス』のあらすじと評価感想




こんにちは、なおちぷ🔗です。

映画『キックス』を観てきました!

少年期に誰しも『所有する事』で満たされる『感情』や、

変化する『環境』を感じた事があると思います。

人によって『違い』はあると思いますが、


ブランドン』にとって憧れの『エア ジョーダン1』(スニーカー)を手に入れた事から

物語』が始まります。

 

あらすじ

15歳の少年『ブランドン』は背が低く女子にも相手にされず、

いつもボロボロのスニーカーを履いていて惨めな思いで過ごしていた。

だが、彼のそんな人生の人生を変えるようなサプライズな出来事が!

コツコツ貯めたお小遣いで最強のスニーカーエア ジョーダン1を手に入れたのだ。

しかも路上で偶然に売ってくれる人と出会えたのだ。。奇跡だ。。

もう、天にも昇る気持ちだ。。。

仲間からは羨望の眼差しで見られ、女子からも興味を持たれ、デートの誘いも受けた。

これで自分の人生も『輝く』と信じていた。。

だが友達と別れた帰り道に、地元の悪童のグループに、

暴行を受け『エア ジョーダン1』を『奪われて』しまう。

怒りの感情をそのままに、『ブランドン』は親友2人を巻き込み、

奪われた『エアジョーダン1』を取り戻しに行くのだが、

それはあまりにも『危険な行為』だった・・・

評価と感想

 

主人公の『ブランドン』は母子家庭で『貧しい』生活を送っている。

普段に自身が履いている『スニーカー』も白い平凡な物でボロボロなのだ。

親友が2名いる。一人は『スポーツも得意』で『女子にモテる』明朗なキャラ、

もう一人は『太めな体格』で『優しい』印象だ。

親友2人と公園でだべったり、それなりに楽しそうだが、地域的な環境は劣悪だ。

チーマーのような柄の悪い少年も多く、治安も悪い。暴力や窃盗も日常茶飯事なのだ。

この世界で良い『スニーカー』を履く事が『認められる』事なのだ。

男子』からは一目置かれ、『女子』にモテるようになる。

天国』と『地獄』のような温度差だ。

 

奇跡的に『エアジョーダン1』を手に入れる事が出来た。

入手方法も『貯めたお小遣い』を全部はたいて購入したのだ。

お金』の使い方としては真っ当だし『理想的』と言える。

エアジョーダン1』の入手後のブランドンの『環境』は一変する。

自分の『ステージ』が上がったのだ。

皆から一目置かれる事は『快感』に違いない。

常に『エアジョーダン1』を汚れないように、

大切』に過ごしていたのだが。。

非情にも奪われてしまう。

 

奪われたのは『スニーカー』だけではない、

大切な何か』も奪われたのだ。

 

だが、奪われた相手は『地元』は名前が知れ渡った『フラコ』だ。

スニーカー』を取り戻す事に『』をかけるまでのことなのか?

『皆』は諦めるようにブランドンに『助言』するが聞き入れない。

 

意地』や『誇り』を取り戻したくなる事は、

』の『通過儀礼』なのかもしれない。

 

作品の特徴としてストリートの若者の描写が多く、

暴力や窃盗、銃やクスリ、危険な日常が描写されており、

地域社会(コミュニティ)の過酷な状況が問題なのだろう。

奪った』フラコも、幼き息子にそれを『プレゼント』している。

家に帰れば『良き父親』なのだ。貧困から生まれる『負の連鎖』を感じさせる。

本来であれば、『ブランドン』の『奪還作戦』は『自殺行為』だ。

仲間も巻き込み、親戚の叔父に助力を願い出て被害も出してしまった。

本作がバッドエンドにならなかったのは、

親友二人が『ブランドン』を助けて支えてくれた事。

フラコの『』の『行動』が正しく作用した事。

ブランドン』の『』が奪われなかった事だろう。

ブランドンの『成長』を『期待させる』終わり方と、

友情が描かれるラストに心洗われた『映画』であった。

まとめ

  • 自身の存在価値を高める『物』は存在する事は経験がある
  • 暴力で奪われた『物』を『暴力』で奪い返す事は『負の連鎖』になる。
  • 『家族』や『親友』は大切で貴重だ。
  • 人間に『生まれついて』の『悪』はいない。
  • 本作は『年齢』を重ねた『大人』にも観て欲しい作品だ。



ABOUTこの記事をかいた人

札幌在住。映画とマラソンと美味しい物や良い感じのお店が大好き!スタバ出現率高し!後悔しない生き方を模索の日々。。