こんにちは、なおちぷです。
先日、映画『アラジン』を劇場で観てきたので感想と考察を書いてみたいと思います。
予告を見ると『青いウィル・スミス』はどうなんだろう?と少し違和感を感じますが(笑)
鑑賞後は納得の出来でしたよ!
冒頭に言ってしまいますが、僕は『美女と野獣』より『アラジン』の方が好きですね!
もし、迷ってるなら劇場で見ることをお勧めします!デートにもいい映画ですね・・・・
僕はいつも一人で観てますが・・・・では、感想等を書きます!
あらすじ
生活のために盗みをしながらも、より貧しい人に施しをするなど心や優しいまっすぐな心を持つアラジンが、今日も街で盗みを働き街の憲兵に追われている途中で、美しい娘が商人のパンを無断で子供に分け与えてしまい、支払いする金銭も持ち合わせておらず商人と揉めているのを見かけました。
見かねたアラジンは持ち前にスキル(盗み)を使いその場を切り抜けますが、すぐにバレて2名とも憲兵に追われる事になってしまいます。なんとか逃げ切り、その美しい娘を自宅に招待したのでした。
その美しい娘は自立した心と強い好奇心を抱き、自由に憧れる王女ジャスミンでした。
2人の運命的な出会いをきっかけに、それぞれの願いは動き始めます。
そして豊かな生活を夢見るアラジンは、邪悪な大臣ジャファーの甘い誘いに乗り、魔法の洞窟からランプを引き受けるのですが・・・・
感想と考察
冒頭にも書きましたが、実写版のアラジンついては、『青いウィル・スミス』しか予備知識がなく『アニメ版』のアラジンは昔から見ていたので、あらすじや作品の内容は知っていたくらいの感じで劇場に足を運びました。
見た感想としては映像が美しい中にもコメディ要素があり大変見応えのある作品になっています。
アラジンの舞台の中東の雰囲気や町並みも美しく、映画を見る事でその世界に没頭することができます。
最近の映画全般に言える事ですが、『女性』の自立や自由、自己表現を尊重した作品が多く制作されていて、本作も題名は『アラジン』ですが、内容的には『ジャスミン』でもいいくらいだと僕は思います。
以前の『アラジン』でも『お姫様』が『婿選び』で飽き飽きと言うか・・自身の存在価値に不満や疑問を抱いてはいましたが、本作の『ジャスミン』は自身に『王位継承権』がない事に不満をもち、あまり結婚には意味を見出していないように感じます。
アラジンが『命がけ』で手に入れた『魔法のランプ』や『ジニー』より、ジャスミンの『意思』や『覚悟』そして美しさが際立っていています。
もはや、女性にとって男性は『必要不可欠』なものではなく、まぁ『時間があれば・・』くらいの感じになっているのは男性としては少し寂しい気持ちになりますが・・・・
出演している俳優について
アラジン:メナ・マスード
アグラバーの街で相棒の猿・アブーと貧しい暮らしを送る。いつか自分の居場所を見つけ、人生を変えるチャンスを待ちわびている。偶然出会った美しい王女ジャスミンに身分違いの恋をするが、その恋こそが彼の運命を変える。やがて手にした魔法のランプから現れた魔人ジーニーから“3つの願い”を叶えるチャンスを得るがー
全く初めてみる俳優ですね!アラジンはイスラム圏が舞台の映画なので、白人俳優って訳にもいかず出演者の選考は苦労したようです。
エジプト出身の1991年9月17日生まれ。笑顔が良い感じの俳優ですね!
まだ出演作が多くなくてイメージが付いてないのも、本作にとっては良かったと思います。
今後は知名度も上がり活躍する場も増える事でしょうね。
ジャスミン:ナオミ・スコット
アグラバー王国の美しき王女。規則に縛られた宮殿での生活から外の世界へ飛び出し、自分の人生を自由に切り開くことを願っている。決められた結婚ではなく自ら愛した人との結婚を望み、さらには王国の民の幸せをも願う、自立した広い心を持つ。 心を許せる友だち兼ボディガードは、トラのラジャー。
本当に適役だなぁと感じる演技と美しさでした。
当初は『ウィルスミス』を観に行く感じで劇場に足を運びましたが、本作は彼女を知っただけで十分な価値はありました。
近年はハリウッド作品に限らずに自立した女性が描かれるようになりましたが、本作の『ジャスミン』も王位継承権がありませんが、国や民のことを考えて行動しようとする魅力的な女性でした。
本作品では演技だけでなく『歌唱力』も素晴らしくて感動しました。ジャスミン役の選考にあたり『歌える』ことが条件にあったようですが、美貌と歌唱力の両方を持っているなんて羨ましすぎです。
ジニー:ウィル・スミス
千年もの間、魔法のランプの中に閉じ込められていた宇宙最強の魔人。願いを増やす、誰かを好きにさせる、死者を蘇らせること以外ならランプの持ち主の願いを何でも3つ叶えてくれる。変身やジョークが得意で、常に陽気でハッピーなエンターテイナー。自惚れが強くいつも自信満々に見えるが、いつか叶えたい願いがある。
僕の『ジニー』のイメージだと太っている感じで、ウィルスミスだとどうなんだろう?と思っていましたが、そんな心配は無用で『彼』は一流のエンターティナーなんだなと実感しました。
無敵で最強にも思える『ジニー』にも願いや悩みがあり、それを抱えて生きています。それは人からどんなに『羨ましい』と思えるような生活を送っている人にも同じように『悩み』があることなのでしょう・・・
コミカルな部分と影の悩みを感じさせる演技ができる俳優はそうはいませんね。
ジャファー:マーワン・ケンザリ
グラバー王国の国務大臣。自らの悪を増幅させ、強大な力を得るために魔法のランプを狙っている。得意の催眠術で人々を惑わせ、なんとか王位に就こうと画策する。オウムのイアーゴは忠実なしもべ。
なんか、悪役にしては『かっこ良すぎる』感じが・・・
俳優の『マーワン・ケンザリ』は映画『オリエント急行殺人事件』にも車掌役で出演していたようなんですが、映画も見たのですが全く記憶にありません・・・・まぁ他の出演者が豪華すぎ作品でしたしね・・・・・・
映画は『悪役』の良し悪しで決まると『僕』は考えていて・・それから言わせていただくと・・
本作の悪役としては『弱い』・・・・・印象があまり残らないのですよ・・・・
ダリア:ナシム・ペドラド
誰よりも深くジャスミンを理解しているダリアは、ジャスミンにとって唯一何でも話せる存在。彼女を射止めようとする男たちからの求婚をかいくぐる手助けをする
アニメ版の原作には無い設定の侍女役のダリアですが、本作ではジャスミンと良い関係の設定でしたし、アラジンとジニーとの出会いでも大きな役割のある役でした。原作だと女性の登場人物は『ジャスミン』だけで、今の時代にはマッチしないのも、この役の生まれた理由でしょうね。
まとめ
- 本作は原作を忠実に再現しつつも『時代』にマッチするように制作されたディズニー映画の良作!
- CGを含む映像の美しさと迫力に『アラジン』の世界に引きこまれる!そしてサントラが素晴らしい!
- ジャスミンが美しく魅力的だった・・・
- ウィルスミスのジニーは違和感を感じずに見れたし面白かった、そして『歌』もうまいんだね〜!?
- 魔法のじゅうたんや、オウムのイアーゴなどアニメでお馴染みの脇役のスパイスも効いている。
- 夏のシーズンにピタッと来る映画なので『劇場』でぜひ見た方が良い!できれば『4DX』が良いかもね!