こんにちは、なおちぷです。
映画『貞子VS伽倻子』を観たので感想と考察を書いてみます。
最初に言うと、僕は『貞子派』でしてw。映画『リング』を観たときは衝撃だったなぁ
『呪怨』もドス黒いほどの呪いを感じる作品なので、
タイトル『貞子VS伽倻子』には期待が高まります。でもバトルになるのかぁ?
あらすじ
女子大生の倉橋有里は、親友の夏美から両親の結婚式のビデオのダビングを頼まれるが、そのことで偶然入手した、見ると電話がかかってきてその2日後に必ず死ぬという“呪いのビデオ”を夏美が見てしまう。二人は都市伝説の研究家でもある大学教授の森繁に助けを求め、霊媒師に夏美を除霊してもらうことになるが、除霊の最中におぞましい惨劇が起こり除霊は失敗。絶望に打ちひしがれながらも、有里は夏美を救おうと、都市伝説に記されていた方法に従って自らも呪いのビデオを見て呪いにかかってしまう。
一方、入ると必ず死を遂げるという“呪いの家”の向かいに引っ越してきた女子高生の高木鈴花は、ある夜その家の近くで行方不明になっていた小学生4人のうち一人が呪いの家の中にいるのを目撃。かねてより呪いの家に興味を抱いていた鈴花は遂に家の中に入ってしまう。その結果、鈴花を助けようとして家に入った両親が犠牲となり、命からがら逃げのびた鈴花にも呪いによる死が迫っていた。
そんな彼女らをそれぞれの呪いから救うべく、異端の霊能者・常盤経蔵と助手の少女・珠緒は、双方の異なった呪いを激突させることで元凶の貞子と伽椰子を同時消滅させるという驚くべき秘策を実行しようとしていた。
感想と考察
この作品は『リング』と『呪怨』の怨霊とも言える『貞子』と『伽倻子』の二人を戦わせて潰しあいさせる展開の映画で『アメリカ的』な設定だなと感じていました。そう。『ジェイソンVSフレディ』みたいな感じで、どっちが勝つんだろう?ってなるのが見るきっかけになるのだと思う!
ここで改めて、二人の基本設定や呪いの条件を記載してみる
貞子
呪いのビデオテープを観たものを『7日後』に呪い殺す、ビデオの内容は火山の噴火の映像や『貞』の文字や女性の映像が映り過去に何か因縁があったことを感じさせる作りになっている。
助かる方法は『コピー』を作成して『誰か』に見せる事であると言われるが確証はない。
ビデオを見終わると『無言電話』がかかってくる・・貞子は腰までの長い髪と白いワンピースを着ていて表情を見せない、7日後に現れ至近距離で『見開いた目』を見せられると『呪われた者』は絶命する。
呪われた者は『7日間』で呪いを解こうとするが『解決策』が見出せずにほぼ死亡する。
貞子は井戸に身投げして死亡したと考えられており『井戸』から出現する映像が映し出され、テレビ画面から『部屋』に侵入してくる。怖い・・・
呪いのビデオは『貞子と母親』の無念や人を呪う残像思念が作り出した物であり、もし『助かる方法』がコピーして他者に観せる事が条件ならば『世界的な感染爆発』が起きる事が予想される。
伽倻子
夫にあらぬ疑いをかけられて虐待の末に死亡させられた事で怨霊化した。
カッターで喉を切られ『声』が出せないために、劇中で『ア、ア、ア、』のような声で登場する。
自宅の2階にてカッターで切り刻まれて放置されたが、その時点では『絶命』しておらず、1階に逃げおりた時に夫にトドメを刺された。劇中で『階段』を血だらけで這っておりてくるのはその為である。
息子の『俊雄』は母親が父に惨殺されるのを目撃し『押入れ』に隠れていたが、怨霊化した『伽倻子』に向こう側の世界に連れて行かれた。
この家族が住んでいた『家』に足を踏み入れると『呪い』を受けて殺されてしまう。
劇中では『伽倻子』だけでなく『俊雄』も人を殺す。『呪怨』は2人の『怨霊』がいるのだ!
だが『強い』のは『伽倻子』で『俊雄』は使役されているに過ぎない・・・
そして『伽倻子』の『呪い』も伝染するかのように広がりを見せるのだ・・・
本作の見どころと設定の良い所は?(ネタバレします・・本作を見てから読む?)
本作は冒頭に年配女性宅に民生委員が訪ねた時に、呪い殺された女性を発見し、その場でなぜかビデオテープが再生され民生委員の女性ものちに死亡。
場面は変わり『大学の講義風景』で都市伝説や迷信の講義をしている、講師は『森繁新一』・・物好きで『呪いのビデオ』を見つけたら『高く買う』と言っている・・マジ!?
講義が終わり女子大生の『倉橋有里』が親友の夏美から両親の結婚式のビデオテープのダビングを頼まれる所から始まるのだが、ビデオテープ自体が現代では失われた媒体であることから、リサイクルショップで中古のビデオデッキを購入する!なんと『呪いのビデオ』入りで600円(安すぎる・・嫌・・高くつく)
部屋に戻り、倉橋有里と親友の夏美がビデオデッキを確認し、『ビデオテープ』を発見、興味本意で再生してしまうが、再生当初から倉橋有里はスマホの着信に目がいって、再生を見逃す(ラッキー)だが、親友の夏美は『見てしまう』・・そして『スマホ』に着信が・・(非通知)・・・・出てみると(キーンって高い音が・・)呪い完了。
翌日にリサイクルショップを訪ねて事情を聞くと、ビデオデッキの持ち主と、リサイクルショップの動作確認した『店員』も不審死を遂げている事がわかり『恐怖』に震える。本物の『呪いのビデオ』だ・・・・・
藁にもすがる思いで『大学講師』の『森繁新一』を訪ねると、自分も見ると言い出し、見てしまう!(マジ!?)案の定、まぁ当然の結果だが『呪い』を受ける・・
知り合いに『除霊』ができる『能力者』がいるので、そこで助けて貰おう!と『大学講師』の『森繁新一』が言い、アポを取って倉橋有里と親友の夏美、そして森繁新一で出向く事にした・・・
能力者の名前は『法柳』・・弟子2人と出迎えてくれた・・和風な感じ・・映画『来る!』の柴田さんみたい・・
だが、ビデオテープを見るや『異質』な物で、除霊をやらないと大変なことになる・・と告げる
『森繁新一』は除霊を拒否し『夏美』の『除霊』のみ依頼する。森繁新一は『貞子』に会いたいようだ・・
法柳が除霊を開始するも、弟子が『貞子』に操られ暴走し自ら首をへし折り『死亡』・・もう一人の弟子も暴走し『森繁新一』と『法柳』も死亡・・・・
死の間際に『経蔵』を呼んでおいたから、祭壇の下の『金』で『助けてもらえ』と言い残す・・(え!?お金?)
そこに現れた『経蔵』と『珠緒』・・・長身の男性と盲目の小柄な女の子のコンビだ!
僕が考えるこ映画のポイントは、この『コンビ』の登場だと思う。
貞子と伽倻子はすでに知られた『存在』で観客には大きな驚きや発見はないので、二人の『怨霊』の闘いの行く末を見守る事になるだけだ・・・・平凡・・・・・・
だがここで新しい要素が加わり面白みが増す!『経蔵』と『珠緒』のキャラが立っていていて興味深い。
「貞子vs伽倻子」観てる。経蔵と珠緒コンビのスピンオフ撮って欲しい。 pic.twitter.com/8f3IaTQBCx
— 鮫島 (@ASB_tonight) 2019年4月16日
『貞子VS伽椰子』観ました。ビビりまくってた2時間でした。経蔵と珠緒のスピンオフをお願いします! pic.twitter.com/sbHNK2muC7
— あ (@fujiyahiro) 2016年6月25日
どのように『二人』は出会い、そしてどのような『除霊』をしてきたのか?とか『経蔵』の『術』はどこで修行したのか?
『珠緒』の生い立ちとかも気になる・・・皆が『スピンオフ』を望むのも納得する話だ。
僕も『観たいです』w
自宅に戻った『倉橋有里』と『親友の夏美』だったが、『夏美』が恐怖のあまり暴走する・・
呪いの『ビデオ』をネットの動画投稿サイトに投稿し、自暴自棄になり『一緒に自殺しよう!』と
倉橋有里に持ちかけるのだが『拒絶』され、自分一人で邪魔されないように、ドアノブで『自殺』を計ろうと・・
だが、そこに『貞子』が現れて、夏美は殺されてしまう・・『貞子』から逃げることは『自殺』でも無理なのだ・・
投稿された動画は転載されて拡散していく・・・・・
経蔵は事前に下見しておいた『屋敷』の『伽倻子』を『貞子』に、
ぶつけてお互いを戦わせて消耗させる『作戦』を考えていた・・・
そこに『屋敷』に惹かれる一人の『女子高生』・・『高木鈴花』・・
小学生4名が『屋敷』に入り『俊雄』と『伽倻子』に殺されてしまうのだが、
その直前に『屋敷』の前にいるのを目撃し、惹かれるように『屋敷』に足を踏み入れる『鈴花』・・
案の定、『伽倻子』の攻撃にあうのだが、悲鳴を聞きつけた『鈴花』の両親が助けにくる・・
そして『両親』は殺されてしまい・・『鈴花』だけが・・なんとか逃げ出して・・
そんな『鈴花』を『経蔵・珠緒』が見つけて・・貞子に呪われている『倉橋有里』とペアにして、
『屋敷』に入れさせる事を思いつく・・
『屋敷』に入り『鈴花』に呪いのビデオテープを再生させて、『貞子』の呪いを受けさせ、
貞子の『呪い』を受けている『倉橋有里』は『屋敷』に入る事で『伽倻子』の呪いを受ける事になる。
これで『二人』は『貞子』と『伽倻子』の両方から『呪い』を受ける事になり、
相反作用で『化け物』の2人が潰し合うと考えたのだ・・・
思惑通りに姿を現す『二人』・・・・『貞子』が『伽倻子』に髪を巻きつけ『攻撃』し、
『伽倻子』も『呪いのビデオ』を握り潰して『破壊』する・・
しかし、消滅しない『二人』・・・
経蔵は『失敗』だと言い、『倉橋有里』と『高木鈴花』に裏庭の井戸まで来いと指示する。
そこには『貞子』と『伽倻子』を封印すべく準備していた『井戸』があった・・
『井戸』・・・貞子よりの設定だな・・
『2人』の化け物が『倉橋有里』と『高木鈴花』を追いながら『井戸』に近ずくが・・・・・
まとめ
- 本作は『貞子』と『伽倻子』を闘わせる『ハリウッド』的な発想の作品
- リングの『貞子』は1週間の猶予があったが、本作では『2日』に短縮変更、呪いのビデオ映像も内容変更
- 伽倻子の出番は少なく、むしろ『俊雄』が強い。
- 霊媒師の『経蔵と珠緒』のキャラがよくて『スピンオフ作品』が観たい
- 化け物の二人はマメだな『貞子』は電話するし、『伽倻子』は来客を出迎えるしw
- 地味に『高木鈴花』の『玉城ティナ』の普段の顔が怖かったりします・・・
- 本作品はAmazon Videoで視聴しました。ネットで観れるのは快適ですね。
- 僕はU-NEXTで映画を観ることが多いです(おすすめ)