映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の感想と考察




こんにちは、なおちぷです。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観てきたので感想と考察を書いてみます!

★ 最初に書いてしまいますが、怪獣映画好きなら見るべきです!以下は読まなくてもいいです!劇場に行きましょう!。

あらすじ

ゴジラがムトーと闘い5年が経過した、巨大怪獣の存在が公になり、それまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」は政府や世論から怪獣への対応と被害の責任について追及を受け、解体の危機に晒されていた。

同じ頃、中国、雲南省にあるモナーク基地では、モナークの科学者エマ・ラッセル博士と娘のマディソンらが孵化したモスラの幼虫との交信を試みていた。

しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、怪獣と交信する装置『オルカ』も強奪されてしまう。

事態を把握したモナークの科学者・芹沢猪四郎博士は、元モナークのメンバーでエマの夫マークに協力を要請し、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなる。

オルカの音波を追跡した結果、アラン達がモナークの南極基地へ向かっていることが判明し、マーク達も南極へと向かう。南極基地を占拠したアラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣”モンスターゼロ“を目覚めさせることだった。

到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。だが氷塊に仕掛けられた爆弾が爆発し、基地は崩壊してしまう。

アランはエマとマディソンを連れて逃亡、マーク達も間一髪基地の崩壊から免れるも、それにより眠っていたモンスターゼロが目覚めてしまう。

しかし、そこへモンスターゼロの復活を察知したゴジラが出現し、ここに怪獣たちによる世界の命運を掛けた戦いが始まった。

感想と考察(一部ネタバレあり)

これを超える怪獣映画は作れるのだろうか?

これ程までに完成度の高い『怪獣映画』は観たことが無い・・・

多くの映画ジャンルがあるので、この映画が最高とかを言う事は無いが、怪獣映画のジャンルで言えば『最高』だろう!それぐらいの出来栄えの良さである!

何を持って『最高』と考えるか?それは作品への『愛情』と『情熱』と『創造性』に他ならない・・もうゴジラが好きな製作陣が大金をつぎ込んで完成させた『大作』なのだから間違いないのである・・

『ゴジラ』はご存知の通り1954年に公開され今年生誕65周年を迎える『日本のスター』だ!全世界で公開され知名度は抜群だ、多くの他の『日本文化』が世界に出ていき、形やシステムを変えて『我々』が違和感を感じる事も多い中で、本作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は『ゴジラ』の世界観を壊す事なく、現代の最新映像技術を投じた作品になっている。

出演している『渡辺謙』が『怪獣』の登場の仕方が『歌舞伎』のようだと表現していたが、僕ににどうしても『オペラ』にみえてしまう。怪獣の登場の仕方や佇まいのインパクトがもの凄く、劇中の音楽も素晴らしいのだ、今までの作品のイメージを壊す事なくサントラまでにこだわりを感じる・・・製作陣の情熱と作品への愛情を感じざるを得ないのだ!

 

(ここから本編にふれるので、ネタバレします・・・・・)

美しき怪獣・・モスラ・・

中国、雲南省にあるモナーク基地で『モスラ』が孵化し『幼虫』の状態で姿を現すのだが、『モスラ』は人間に親しみがある怪獣だ。僕も幼き頃はモスラの幼虫が好きだった・・

『モスラ』の姿は『美しく』女性なんだなと劇中で再確認した。男性が女性に抱く神秘性を持つような怪獣で過去の歴史では『ゴジラ』と友好的な存在だったようだ。『ゴジラ』とは怪獣としてに種類が違うのに友好的なのは何故なのか?わからないが設定としては面白い!『ゴジラ』を主人公としたら、『モスラ』はヒロイン役って感じだった!怪獣なのに女性的?ヒロイン?って思う人もいると思うが、作品を観たら、僕に言っていることが間違ってない事がわかるはずだ!

本作で何度か訪れる『ゴジラ』のピンチを救う『怪獣』としてなんども登場し活躍する『モスラ』は美しく『強く』まさにヒロインだったよ。本作を見たら、ますます『モスラ』が好きになりました・・・『ゴジモス?』

ラドン!?なんか・・どっちつかず怪獣のイメージが・・

本作の見所は日本映画で伝説的な怪獣をハリウッドの製作陣が熱量を込めて映像化した事にあるのだが、その中で『監督』が熱い想いを持って制作したのが『ラドン』なのだそうだ。

ラドンは火山から蘇り『不死鳥』のごとく登場し,怪獣としての『能力』は申し分ないのだが、何故か『小者感』が拭えなのは何故か?(笑)なんとなく『ドラえもん』で言えば『スネ夫』の立ち位置に見えてしまう。

クチバシの形からも『メイン』をはれる『怪獣』ではないのかもしれないなぁ。

でも本作の監督マイケル・ドハティは『ラドン』が好きと公言している。

完全に『脇役』の怪獣だが、本作ではメキシコの『火山』から登場し、炎とマグマと火山灰を巻き上げ空を縦横無尽に飛びまわり、人間社会を破壊する『厄災』として表現されているが、何をしたいのか?さっぱりわからないのだ。

そして、モスラと闘いになり、ますます『嫌な』怪獣に見えてくるのでした・・・・でも必要なキャラではある・・

人類の最新戦闘機と闘う『ラドン』は強い!・・・・『ごますりクソバード?』

キングギドラ!偽りの王とは!?ゴジラの最大のライバル!

本作では『モンスター0』と呼ばれて、最大の警戒態勢で警備されていた『怪獣』でゴジラの最大の『ライバル』・・日本映画でも何度も描かれてきた。

金色に近いボディカラーで大きな翼を持ち『飛行性能』があり、再生能力のも高い『怪獣』である。

だが『偽りの王』と呼ばれるには訳があるのだ・・『キングギドラ』は地球外から来た『怪獣』で他の『怪獣』を統率する事が出来ないのだ

。戦闘能力は高く『破壊』を繰り返すばかりで『人望』がないのだ。『怪獣』に『人望』っておかしい表現だと思うが、本当にそんな感じなのだ・・・・『ドラえもん』で言えば『ジャイアン』みたいな感じなのだと思う。

本作での『キングギドラ』は3つの頭を持っているが、それぞれ『個性』があるようだ、真ん中の『頭』がしっかりしていてリーダー格、左の『頭』が好戦的なイケイケタイプ。そして右の頭が何でも興味を示し『注意力』が散漫・・・・

この『偽りの王』の復活を感知した『ゴジラ』がその場に向かい『戦闘』になるのだが・・・『キングギドラ』は強い・・そして神々しい・・・西洋の神のようだ・・

本作の主役!怪獣の王!ゴジラ!!

本作の『ゴジラ』は王者感が半端ない!『トカゲ』みたいに表現されている過去作品にがっかりした事があったが、今回は『がっしりした』本物の『ゴジラ』で嬉しい。

そして、『キングギドラ』の復活を察知し、すぐに行動に出る迅速さと、純粋な『強さ』とモスラには無い『美しさ』を備えた怪獣だった。

ドハティ監督の話だと、『ゴジラ』の背びれは『王冠』のイメージなのだそうだ・・攻撃時に美しく輝くシーンは美しくもかっこいい・・

本作の『ゴジラ』は今までの最高の『ゴジラ』だった・・・・読んでいても良くわからない貴方!劇場で観てね(笑)

ストーリー展開は一般的な感じね・・・

怪獣の登場や戦闘シーンに注目されがちですが、本作のストーリー展開にも触れておきましょう。

多くの怪獣が目を覚まし、世界中で大暴れしたのは、モナークの科学者エマ・ラッセル博士が完成させた『オルカ』によるものった。当初はモナークの科学者エマ・ラッセル博士が『オルカ』と一緒に連れ去られて『無理矢理』協力させられていると考えられていたが、エマ・ラッセル博士が『望んで』いた事が判明する・・・

環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃したのも、科学者エマ・ラッセル博士の手引きがあったからこそなのだった・・

では、一体なぜ?そのようなことをしたのか・・人類に危機が及ぶというのに・・?これは良くある『設定』で、

『人間が増えすぎた・・・』って思想がエマ・ラッセル博士にあったからだった・・・

この『思想』は多くに映画で出てくるのだ・・最近だと『アベンジャーズエンドゲーム』の『サノス』も人類を半分にするために『インフィニティ・ストーン』を使っていたし、『ウィルス』などが出る『映画』でも良くある・・

人類はどんな状況下でも『滅びる』ことは無いと考えられているのだ、僕もその通りだと思う。地球の環境破壊や資源や食料の枯渇など問題は多くある。人類は自分達でその問題を解決出来ないのでは?とも思う。

だが、一部の人間の考えで『荒療治』をされても『平和』は訪れない・・・・・

でもその思想に囚われた『エマ・ラッセル博士』は暴走してる・・・マジ!?

それで『怪獣』たちの多くが目覚めて大暴れすることに・・・・・

そんな博士も時間が経つと、人類愛と家族愛に気が付き『目が覚めてる』んだけどね・・

まぁ、ハリウッド映画は最後は『家族』の絆で終わるのでね・・・・・・

最後は『ハッピーエンド?・・』で終わるので安心して観て大丈夫ですよ!あとエンドロールが終わるまで席を立たないでね・・『マーベル方式』って言ったらわかるかな?

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札幌在住。映画とマラソンと美味しい物や良い感じのお店が大好き!スタバ出現率高し!後悔しない生き方を模索の日々。。